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2018.5.12 Shohey Suyama

​【特集】 Desert Fest Day3 レポート

こんにちは須山です。

引き続きDesert Fest Day3のレポートをお届けします。

 

本日もど快晴です。

 

昨日同様、日曜日は宿近くの沿線の電車が動いていないので、途中までバスで移動。

 

カムデン到着。日曜日だから人が多い!

土日の原宿竹下通りを思い浮かべてください。それです。

 

人混みをかき分け、UNDER WORLDへ。

本日はBISMUTHからスタート。

 

ギターレスドローンバンド、BISMUTH

ビギィィィグョォォォ〜〜〜〜〜〜とノイズとともに始まり、

一撃目。ズドォォォオオオオオオオン!

ベニューの壁が揺れてる!?

今朝の爽やかな晴天を吹き飛ばす寒々とした激遅激重な地獄の低音が鳴り響きます。よし!今日もビールが美味いDesert Festだ!

ベースの魔の低音をブーストさせているのは、もしやPOG(上下2オクターブ音を重ねるエフェクター)かな?パイプオルガンみたいなロングトーンが素敵です姉さん!

ターニャ姉さんのボーカルも教会音楽的な凍てついた声。

これは酔っ払って観たら大変なことになるだろうな。

 

ライブ後半に差し掛かるくらいで、危うく、異世界に放り込まれそうになりながらギリで退散。

PISTを観にBlack Heartへ移動。

 

イギリスはベリー出身のメタルバンドPIST

おおおう!?フロアギチギチじゃねーか!

最後尾しかあいてねぇ!ステージ全然見えねぇ!

ただ、昨日とは違い、狭いフロアだったので音漏れ感はなく、

しっかりライブの臨場感は感じられました。よかった〜。

バンドのビジュアルは何も見えなかったんですが、音はイカしてました。

グルーヴィーな曲が多く、アッパーな縦ノリ系。

ギターの音もギンギンにサスティンが効いてて攻撃的。

ソリッドなカッコよさのあるバンドでした。

何曲か聴き、Black Heartを後にし、Monolordを観に本日のオオバコ、ROUND HOUSEへ。

 

会場広っ!比較的新しいハコなのかな?中も綺麗!

しばらく待つとSEが流れ始めました。

すげーカントリーなSEだな〜。

で、バンド登場。

 

スウェーデン発の魔術ドゥーム、Monolord

背景凝ってるなぁ〜。アートワークかっこいい。

もうDesert Festではおなじみですね。

ピヨヨヨヨヨヨヨ〜っていうオープニングノイズからの、

ズゴォーンと鈍重なファーストアタック。

うん。ドゥーム。(^_^)

初期のBlack Sabbath的なマジカルな曲が多く、

ずっと聴いてると頭グワングワンに。

にしても、演奏力がバリ高く、音源とあんまり差がないように感じました。

完成度高いっす。

曲と曲の間にもピヨヨヨヨーというSEを使った演出もなされていて、

ショウとしてしっかりパッケージされていました。

ボーカルで魔術師(?)のトーマスに脳を焼かれ、あっという間に終了。

 

腹が減り、会場近くにあるCamden Lock(ゴミゴミとしたマーケット。有名な観光地の一つなんで、カムデンに来る際には是非お立ち寄りを!) の中で、ずっと店員がラップしてる怪しげな屋台のエスニックなんだか中華なんだかわからない食べ物を買い、ROUND HOUSEの外の地べたに座り昼食。

 

これ美味しいから是非食べて観てね!

ラー油をかけるのがミソ!

 

さて腹ごしらえも終え次はElder。

 

アメリカはマサチューセッツ出身のヘヴィプログレッシヴバンド、Elder

またも背景の映像凝ってるなぁ〜。アートだね。

ともかくすごい人気で、メンバー登場時の歓声も熱気も凄まじかった。

そう言えば、どこもかしこもElder Tシャツ来てる人多かったもんなー。

サウンドは言うなれば、アートストーナー。

演奏力がめちゃめちゃ高いのは言わずもがな、曲が絵画的な美しさ。

何年か前に東京でキングクリムゾン見た時もそんな感じだったなー。

爆音は爆音なんだけど、超綺麗な演奏をするもんで、とっても聴きやすい。

2日目のSteak Number Eightも似た感じの方向性で、ドゥーム、ストーナーシーンもどんどん進化していってるなぁと思いました。

Desert Sceneのジェイク曰く、Elderは日本でもジワリと人気が出てきているみたいなんで、皆さん要チェックなバンドですよ!

 

さて、Elderの甘美な演奏の後は、デザートロック兄貴、Nebulaです。

ぶっちゃけ、UNDER WORLDのBlackwulfと迷ったんですが、その後のMonster Magnetの入場規制を予想し、ROUND HOUSEに張り付くことに。

 

しばらく時間があるので、ROUND HOUSEのルーフで休憩。

陽に当たりながらチルアウト。

 

そして、

 

カリフォルニア出身のデザートロックバンド、Nebula

ジリジリした砂漠の暑さを感じるブルースナンバーから始まりました。

まず、ギターのファズサウンドが超個性的。

他のバンドもファズサウンド多いんだけど、結構しっとりした音になのに対して、Nebulaは超バサバサに乾いてる。さすがカルフォルニア出身。

ライブも後半になるにつれ、ギターボーカル・エディのブルース魂が爆発し、

砂埃を巻き上げて砂漠を駆け回るRV車みたいに、ギターソロが会場を蹂躙していきます。ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

で、弦切って、会場にうっすらとした笑いのそよ風も届けてくれました。

そうそう。それと、どこかMud HoneyとかPearl Jam的なやさぐれ感があって、

カリフォルニアでグランジとストーナーが生まれた頃の空気をものすごく感じました。

MCボソボソっとしゃべるところとかカートコヴェインを彷彿させるしね!

あー、だから可愛い女の子のファンが多いのか!

 

Nebulaのデザートブルースに圧倒された後は、

ベロベロに酔っ払ったおっさんに絡まれたり、すげーまずいスイカジュースを飲んだりしながら、また少し休憩を挟みます。

 

これ、ロンドン来た際には是非飲んでみて!青臭くてマジで不味いぜ!

 

一休みして体力も回復させ、Desert Fest 3日間の総仕上げ、Monster Magnetへ。

 

アメリカのニュージャージー発、スペースロックバンドMonster Magnet大王。

ROUND HOUSEは映像強いの?背景のアートワークいちいちイカす。

ライブスタートからエンジン全開。

これはシンプルにかっこいいロックンロールだ。

皆さん、ストーナーとかドゥームって言われると、もしかしたらなんだか禍々しさや、難しさを感じたりしませんか?

Monster Magnetのライブは、そんな細かいことを木っ端微塵に吹き飛ばしてくれる、最高にタイトで、シンプルなロックンロールでしたよ。

あなたがロックと聞いて想像しうるそれがまさに。

3日間の疲れが溜まって、咳をしただけで激痛の走る腰も足も、あっさり忘れるほど踊らせてくれるロックンロールショウでした。

Space Lordで一度締め、その後アンコール3曲を演奏し、私の体はボロボロに。

踊りすぎてもう立てない…。

 

こうして、虫の息でROUND  HOUSEを後にし、UNDER WORLDのアフターパーティーへDeath Alleyを見に行こうとするも、長蛇の列ができており、断念。

 

Black Heartへ向かい、最後に主催者のジェイクと乾杯して、Desert Fest3日間は幕を閉じました。

 

ストーナー・ドゥームのフェス、とは言え、本当にいろんな音楽性のバンドがいて、それぞれの個性を、一切抑え込むことなく爆発させていました。

これってストーナーで良いの?ドゥームで良いの?

そんな細かいことは関係ありません。ラインナップされたアーティストは、ストーナーやドゥームといったキーワードで繋がり、それぞれが、やりたいことをやりたいようにやる。

その集まりである、Desert Festはドゥーム・ストーナーシーンだけでなく、個の個性が最大に発揮される場所、新たな、Desert ‘Scene’というムーヴメントを生み出しているフェスなんだと思いました。

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田中千秋楽​

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