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​【アルバムレビュー】 Miss Lava - Sonic Debris  

2017.4.17 ヤマダヒロミチ

はじめまして。

このWEBマガジンで記事を書かせていただくことになったヤマダヒロミチと申します。

 

 

「ストーナーロック専門のWEBマガジンでレビュー書くぐらいだから、

とんでもなくイルでドープなストーナー野郎なんだろうなー!

どこ産のマリファナ吸ってます?」

 

 

と期待にファズかけて待ってるストーナー野郎諸兄に先に宣言しておきますが、

 

アタクシ、ストーナーロックのスの字も知りません。

 

 

一番好きなメタルバンドはLimp Bizkitです。

 

LITTLE REX QUEEN RECORDSからライターの依頼を受けた時点では、

ブラックサバスが好きなイカツいお友だちというザックリにも程がある認識でおりました。

 

そして、今もそうです。

 

当然マリファナキメてもいません。

 

 

ですので、このブログも決してベテランストーナーマニアが

カリフォルニアの砂漠より広い知識と薀蓄とを垂れ流すものではなく、

 

ふとしたことでストーナー専門レーベルと知り合ってしまったふにゃちんポップス野郎による、

第三者目線的ストーナー体験記としてお付き合いいただきたいです。

 

さて、

だいぶ前置きが長くなりましたが

 

ふにゃちんポップス野郎にLRQが最初に紹介してきたストーナーミュージックが、

表題にありますMiss Lava「Sonic Debris」(2016)。

まず、Miss Lavaというバンド。

 

高校卒業以来10年以上も個人鎖国を続けているアタクシの

武士レベルな英語能力で公式ホームページのプロフィールを漁ってみたところ、

ポルトガルのバンドらしい。

 

 

どれどれ。

 

 

ポルトガルのストーナー兄貴はどんなご尊顔してるのかな?

えっと、うーん、

 

 

 

おヒゲがすごい(白目)。

 

Wikipedia先生がストーナーロックの項目でおっしゃってる通り、

 

ストーナー兄貴たちは得てして

“バイカーやトレーラー文化といったアメリカ的なワイルドさを表現”

しがちなようなので、きっと彼らも模範的ストーナー兄貴たちなのでしょう。

 

 

左前で微笑んでるソフトリーゼントな兄貴がフロントマンでしょ?

よく見たら端正な顔立ちじゃないですか。

 

 

・・・

ボーカルお前かよ

 

 

 

 

 

いやいや、

 

ドラマーの面構えじゃん。

 

ドラマーの佇まいじゃん。

 

ハゲてんじゃんオジサンじゃん。

 

リードギタリストを前面に押し出す70年代HRバンド的スタンスなのかと思ったら、

何ならさっきのリーゼントがドラムだしね。

 

 

 

そんな謙虚なハゲ率いるMiss Lavaの「Sonic Debris」。

ハゲ感もヒゲ感も無いサイケデリックなジャケットに違わず、

M1「Another Beast Is Born」はファジーでスロウで、

どことなくオリエンタルな雰囲気溢れるギターリフから幕開け。

 

 

なるほど。

 

勝手なイメージだけど、

このテンションがひたすら一定な感じ、すごくストーナー。

 

 

リフはたしかにかっこいいんだけど、

 

 

この曲だけで6分近く、ほぼ1リフ押し通し。

アルバムの残り時間はあと45分もある。

 

 

50分間ずっとこのテンションでリフ鳴らされたらどうしよう。

やば、ちょっと眠気が・・・

 

 

 

 

 

 

とアタクシが不安になってきたのを見逃さないのがナイスハゲ

 

 

 

M2「The Silent Ghost Of Doom」は1曲目の鬱屈とした雰囲気がウソのように、

イントロからハードなリフで疾走するキラーチューンでした。

 

 

 

おぉ!

 

かっこいいじゃないの!!

 

 

この効果狙ってやがったな!

戦略的ハゲめ!

 

 

 

 

 

ちなみにやはりバンド的にもこの曲は自信作のようで、

MVも製作されてました。

ハゲ、態度悪っ!

 

 

 

聴き進めてみて、

 

 

もっと悪い意味でメタルメタルしい音楽なのかと思っていたら、

 

 

意外とキャッチーなメロディがあるし、

ヘビーすぎて何が行われてるのかわからんようなこともないし、

ハゲの声も、デスボイスとかではなく意外とクリアなシャウト。

 

 

 

ふにゃちんポップス野郎のアタクシもこれは“酔えるヤツ”だ。

 

 

 

さらにアルバム通して、けっこう曲の緩急もついていて、

 

M7「Symptomatic」はいきなりすげぇファンキーなグルーヴで攻めてくるし、

 

M9「Pilgrims Of Decay」はブリットポップの臭いもするサビメロをハゲが

高らかに歌い上げたと思ったらシタールみたいな音色のソロが切り込んでくる。

(アタクシお気に入りの1曲)

 

 

 

 

 

聴く前には長そうだなと思っていた50分は、

思いのほかあっという間に、ノリノリで過ぎていきました。

やるじゃんハゲ!!

 

 

 

 

てなわけで、

 

Miss Lava「Sonic Debris」は、

アタクシのストーナーロックへの偏見を和らげてくれる快作でございました。

第1回から幸先がいいですね。

こんな感じなら俺もストーナー兄貴の仲間入りができるかも。

 

 

だがそのことを嬉々としてLQRオーナーのSuyamaに報告すると、

 

 

 

 

「それは最初の泥沼からだんだん明るくなってくタイプのストーナー。」

 

「頭からケツまで沈殿してるバンドもいるし、淡々とした砂漠みたいなのもいる。」

 

 

 

 

 

 

・・・ストーナー街道、まだまだ奥が深いようだ。

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田中千秋楽​

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